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ハレンチファミリー(7)

僕は放課後2人と別れて図書館に向かった
大学受験のためにコツコツと勉強しているのだ
Hな本に惑わされてるとはいえ
浪人だけは絶対したくないという信念がある

あまりまわりを気にしない方だが
自習室は独特の空気がいつも流れている

ただその日はちょっと違った
なんだか視線を感じるのだ

ふとまわりを見回すとすぐに目が合った
高校生には見えないので大学生か社会人か
スラッとした女性だ
まさかと思い目をそらした後にもう一度見ると
微笑んで僕の方に近づいてきた

「ここいい?」
「はい」

そのあとは言葉を交わすでもなく
黙々とお互い勉強を続けた
その女性は何か難しい資格の勉強をしてるようだ

時間になり図書館を出たところで
話しかけてきた

「ねぇ」
「は、はい」
「ちょっといいかな」
「えっ」

断る理由はない ただ何か怪しい
変なモノを売りつけられたり
それとも宗教に勧誘されたり
逃げる準備もしながら聞くことにした

「びっくりしたでしょ」
「・・・はい」
「あっ そうだ 自己紹介しなくちゃ
はじめまして私シミズユキって言います」
「はっ はぁ」

「私も今ドキドキしてるのよ」
「・・・」
「あなたに会ったの今日はじめてじゃないの」
「えっ」
「私のこと見たことない?」
「多分」
「そっか 勉強に集中してたのね」

「いきなりなんだけど」
「はい」
「あなたにひとめぼれしちゃったの」
「えっ え~!!!!」

それこそドッキリカメラみたいだ
芸能人でもないのにこんなことあるのか
いやっ 怪しすぎる











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