FC2ブログ

孫娘のおやつ(2) 「今は10才で4月から小5になります」

自転車を15分ほど走らせると
グリーンモールにたどりつく

「はぁ はぁ」

暑くなってきたらバスにした方がいいかもしれない
昔みたいに体力は無尽蔵ではないのだ

お菓子教室はここで行われる

帰りにおやつも買ってかえれるので一石二鳥だ


「失礼します」

30分も早めに来てしまったので
まだ講師らしき人が2人いるだけだ

「前のクラスの片付けしてるところなんですけど
あっ もしかして塩谷さんですか」
「はい」
「すいません すぐ終わりますので
そちらにかけてお待ちください」

パンフレットに3クラスあると書いてあった

前のクラスは洋食クラスで
お菓子クラスのあとは和食クラスだ

「お菓子クラスの生徒さんが一番多いんですよ」
「本当に私くらいの男の人いるのかい」
「は、はい 服部さんは皆勤賞だから
今日も来ることになってますし」

服部さんか 話が合うといいけど

「塩谷さんを入れて20人なので
4人1組で5つのキッチンを使います
服部さんと同じグループにしておきますね」
「それはありがたい」

10分前くらいからチラホラと人が
集まりはじめて5分前にはみんな揃った

知り合いと参加してたり何度も来てそうな人は
世間話をはじめている

「このグループは服部さん以外はじめてなので
先に自己紹介し合ってもらえればと」

「私は服部カンジ 68才 教室には
半年前から通ってます 不器用です よろしく」
「あっ 私は宮前ミユキです よろしく」

宮前さんは30才前後の若妻という感じだ
薬指に指輪をしてるので多分合ってる

「私は塩谷イクオ 66才 孫娘におやつを
作ってあげようと思って参加しました」
「ウフフッ お孫さんはおいくつですか」
「今は10才で4月から小5になります」
「可愛いでしょうね」
「ハハハッ なついてないので
お菓子で仲良くなるきっかけになればって」
「いいですね あっ 私は市ヶ谷コトミです」

市ヶ谷さんは50才前後といったところだ
こういう教室には慣れてる気がする

「お菓子クラスは今日はじめてですが
和食と洋食クラスは結構参加してます」
「料理好きなんだね」
「若い時に全然してなかったから
今さらになって頑張ってるんです」
「ハハハッ 旦那さん驚いてるんじゃないか」
「驚いてるのは子供たちかな」


「じゃあ みなさん 今日はロールケーキを
作っていきましょう」

毎週作るお菓子が変わるので
それに合わせてみんな参加する

「服部さんは半年も通ってらしたら
ロールケーキ作ったことあるんじゃないですか」
「あぁ クリームの種類は違うけど
今日で3回目になる そろそろマスターしたいね」
「宮前さんはお菓子作ってそうな雰囲気だけど」
「中学の家庭科で作って以来なので
全く自信ないですよ」
「ハハハッ」

先生の話を聞きながら作っていく

グループ分けされてるのは
最後にお互いのを食べて評価し合うためだ

「分量を間違えなければ美味しく出来るはずだけど」
「ハハハッ そうですよね」
「いやいやっ 上手な人と下手な人とでは
全く味も変わってくるから」
「服部さんは・・・」
「もちろんいつもグループで一番下手だよ」
「今日は私がいるので大丈夫ですよ 服部さん」
「いやぁ いつもはじめての人より下手だから」
「ハハハッ」

お菓子作りなんて全く未知の世界だ

「あっ しまった」
「ハハハッ

確かに服部さんは不器用だ
卵の割り方を見ていればわかる

「塩谷さんは上手じゃないですか
もしかして料理とかされてるんですか」
「大したものは作らないけどね
妻が先に逝っちゃったもんだから 仕方なく」
「おひとりでお住まいなんですか」
「あぁ 近くに娘夫婦が住んでるから
時々のぞきに来るけど」

市ヶ谷さんと宮前さんはまだ話す余裕があるが
服部さんはどんどん口数が減っている
お菓子作りに没頭しているようだ

「先生 こんなもんでいいのかな」
「塩谷さんは基本に忠実ですね」
「いやぁ 言われたことをやってるだけだよ」

どうなることかと思っていたが
ロールケーキらしいものは出来上がった

「それではグループのみなさんで
食べ比べてください」

「市ヶ谷さんのが一番美味しいかな」
「私もそう思います」
「私も」
「ちょっと嬉しいわ」

ロールケーキの半分は持ち帰る

「今日も家で笑われそうだ」
「誰かに食べてもらうんですか」
「妻と娘と孫娘2人だよ 進歩しないって
いつも言われてるんだ」


「それでは今日はこれで終わりにします
来週はマドレーヌを作るので続けて
参加される方は予約を入れていってくださいね」

私と服部さんは予約をして教室を出た


「服部さんがいてくれてよかったです」
「ハハハッ お菓子クラスでは
私がはじめてだったみたいだよ 男は」
「これからもよろしくお願いします」
「すでに私の方が下手だからな」
「そんなことないですよ」
「いやぁ よく出来てたよ 塩谷さんの
ロールケーキは」
「ありがとうございます」

「孫娘に食べてもらうためっていうのが
何ともいいね 私もそれに近いけど」
「来週の月曜日からおやつ係なんですよ」
「おやつ係か ハハハッ 面白いな
うちは同居だからまた違うけど」
「娘夫婦と同居って珍しいですね
婿養子とかですか」
「出戻りだよ」
「あっ・・・」
「妻と2人よりもにぎやかでいいけど
女ばっかりだから大変なんだ」
「ハハハッ 子供は娘さんだけですか」
「いやっ 息子もいるが仕事の関係で
四国の方に引っ越してしまったから」
「そうなんですね うちは娘ひとりで」

「じゃあ 孫のためにお菓子を
買ってかえるので 向こうに行きます」
「あぁ そうかい じゃあ また来週だね」

服部さんとはすぐに仲良くなれそうだ
今日のところは自己紹介くらいで別れたが
来週はお茶にでも誘ってみよう

関連記事
スポンサーサイト
FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!
[PR]

デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!

プロフィール

miccho

Author:miccho


姉妹ブログ
エロティック小説ABC

カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

電子書籍人気BEST10
1. ユニットバスの奇跡
2. 蚊に刺された妹
3. 日焼けした妹と遊ぶ夏休み
4. 妹は見た!  
5. 親戚女子 
6. 僕と妹 vol.1
7. こどもだけの時間
8. ケンとユキ姉
9. ミラクルチェンジ
10. 妹とワンルーム
最新記事
amazon







アクセスランキング
[ジャンルランキング]
アダルト
1473位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
官能小説
49位
アクセスランキングを見る>>
アクセス解析
LINK







リンク
電子書籍紹介



アクセスランキング
Kindle電子書籍











i2iアクセスランキング
小説相互リンク

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR