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≪最新作≫ 「妹とワンルーム」 Kindle電子書籍発売開始!

「妹とワンルーム」の電子書籍の販売を開始しました

こちらの作品は電子書籍限定の書き下ろし新作小説です
(ブログにて序盤のみ近日公開します)



※表紙画像をクリックすると
Amazonの販売ページにジャンプします

こちらの電子書籍は専用のkindleタブレットだけではなく
スマートフォン・タブレット(Android/iPhone/iPad)・パソコンでも
kindleアプリを無料でダウンロードしていただくだけで読むことができます

-本文抜粋-

「母さんが行っちゃうと静かだな」
「う、うん」

僕は妹とそんなに話をした覚えがない
家を出た時はまだ妹は4才だったし
祖父母がすべて面倒を見ていたので
一緒に遊ぶこともなかった

そのあとは家に寄りついてないので
会ったのは母がうちに連れてきた時くらいだ

「前にここに来たことは憶えてるか」
「うん」
「何年生くらいだった 5年生の時だっけ」
「ううん 4年生」
「じゃあ 会うのも3年ぶりか」
「この間お母さんと商店街に買い物に
行った時にお兄ちゃん見かけたよ」
「何だよ 声かけてくれよ」
「お母さんが急いでるみたいだったから」
「忙しいもんな 仕事と家のゴタゴタで
そうだ お祖父ちゃんにお祖母ちゃんと
間違えられたって本当か?」
「う、うん」
「本当にボケちゃったんだな」
「私の名前をユカリとか言ったりもして」
「なんだよ お祖母ちゃんと母さんとチサトが
みんな同じに見えるってことか 重症だな」

妹なのに何故か緊張する
スムーズに話しているが他人行儀だ

「いろいろ決めておかないとな
あっ これは合い鍵な 失くすなよ」
「うん」
「お湯は沸かせるよな」
「うん 大丈夫だよ」
「ここにラーメンとかお菓子が入ってるから
もしおなかがすいたら自由に食べていいから」
「うん」
「あと そうだな 俺がいない時に
誰か訪ねてきても無視していいからな
郵便とか宅急便もあとで受け取れるし
変な押し売りが来たりすることもあるから」
「うん」
「まぁ 何かあったら俺か母さんに電話だな
学校には持っていけないみたいだけど
遊びに行くときは携帯電話を持って行けよ」
「うん」

今日に合わせて母が妹の携帯を新しく契約したのだ

「まぁ ここに友達連れてきてもいいけど」
「本当?」
「仕事が終わる時間は言っておくから
俺がいない時にここで遊べばいいよ
チサトは仲のいい友達いるのか」
「うん」
「どんな子だ」
「手芸部で一緒のナナ」
「ナナちゃんか 今度会わせてくれよ」
「うん わかった」

-以上-

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