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≪短編小説≫ 「雨の日」

”雨降ってきちゃった
お兄ちゃん駅まで迎えに来て^^”

妹のユイからメッセージが入った

ひとりで夕食を食べてオフロにまで入り
のんびりテレビを見ていたところなので
ちょっと面倒だが仕方ない

”わかったよ”

”お兄ちゃん 大好き!!”

妹は家から少し離れたところにある
有名な塾に通っている
まだ中1だが入りたい学校が決まってるらしく
そこに入学するために頑張っているのだ

駅から家までは歩いて10分ほどだが
さすがに雨に濡れて帰るのは厳しい距離だ

自転車で行こうかどうしようか悩んだが
今日は歩いて迎えに行くことにした
学校から帰ってきたときはまだ雨は
降ってなかったので夕立みたいなものだろう


うちは僕と妹と両親の4人家族
僕は公立の高校に通っているので
問題ないのだが妹が行きたいと言い出した
学校が私立の名門の女子高なので
高い学費と塾のお金のために
2年前から母親も働き始めた
保険のセールスだが帰宅時間はマチマチだ
父親は出張が多い仕事で1ヵ月の半分は
家に帰ってこない
なので家族一緒に夕食を食べることが
最近少なくなっている


駅についたもののまだ妹はいなかった

”もう着いたぞ”

”お兄ちゃん ごめん
友達と話してたら乗り過ごしちゃった
次のに乗るからあと10分くらい待ってて”

はぁ・・妹は誰に似たのか
生まれつきマイペースだ
いつも僕と母親は振り回される
今も妹のために母親は頑張っているが
いつ気持ちが変わるかわかったもんじゃない

それでも妹は家族の中で一番愛されている
赤ん坊の時に一度原因不明の病で
死にそうになったことがあるからだ
僕もまだ小さかったが死にそうな妹を見て
泣いていたのだそうだ

そんなことを考えながら待っていると
ようやく踏み切りの音が鳴り
遠くから電車がやってきた

この時間だと駅から出てくる人も少ない
制服姿の妹はすぐに目に飛び込んできた

「お兄ちゃん!!!」
「やっと来たか」
「ごめんね」
「いつものことだから」
「エヘヘッ」

「あれっ自転車じゃないの」
「歩いてきた」
「ちょっと雨強くなってきたかな」
「そうだな じゃあ急いで・・・」
「ごめん ちょっと買い物があるの」
「明日じゃダメなのか」
「すぐ戻ってくるから」

行ってしまった・・・
きっとまた僕が待ってることを忘れて
買い物に集中してることだろう

ただ今日は10分もしないうちに戻ってきた

「早かったでしょ」
「何を買いに行ったんだよ」
「それは内緒」

駅前のこのデパートは古くなっているが
衣料品や文具、食料品も売っていて
この町の人にとって欠かせないスポットだ

「この傘カワイイでしょ」
「そんな柄だったのか」
「はじめて使うのよ」
「前使ってた青い傘どこにいったんだ
持ってこようとしたらなかったけど」
「電車の中に忘れたの ちょっと前に」
「次はビニール傘だな」
「ヤダ」
「何言ってるんだよ わがままだな」
「そんなの持っていったら貧乏だって
バレちゃうじゃない」
「うちはそこまで貧乏じゃないだろ」
「塾の友達は親が車で迎えに来たりするのよ」
「おまえも乗せてもらえばよかったのに」
「そうしたいけど反対方向だから」
「なんだよ気を使うなんてらしくないな」
「いろいろあるのよ お兄ちゃんには
一生わからないかもしれないけど」
「はいはい」

少し話しながら歩いていると
突然雨が強くなり風まで吹いてきた

「ひどいな これは」
「お兄ちゃん 公園で雨宿りしよ」
「そうだな」

屋根はあるが横なぐりなので
細かい雨粒が体にかかった

「あぁあ 髪の毛まで濡れちゃった」
「俺もズボンが・・・靴の中まで」
「すぐやむかな」
「やみそうになかったら走るしかないな」
「転びそうだからヤダよ」
「そうだな どんくさいもんな」
「そんなことないよ でももしもってことが
あるでしょ」

そのベンチのある場所はちょうど照明が
当たっているので明るかった
妹を見るとブラウスをつまんで
パタパタと動かしている

「あぁ 濡れちゃってるし」

そのブラウス越しに今まで見たことなかった
影が映った それはいわゆるブラジャーの影だ
気づいてなかっただけかもしれないが
最近までつけてなかったはずだ

僕がそのブラジャーの影を
見つめている視線を感じたのか

「お兄ちゃん 気づいてた」
「何を」
「これ」

妹から聞いてきた

「いやっ」
「やっぱりね 先週からつけてるんだよ」
「そうなのか」
「でもね」
「何」
「ほらっ」

胸元を開いて僕に見せた

「何してるんだよ」
「見て これ」
「だから何だよ」

ちょっと僕はあせった
妹が何を言いたいのかわからなかったからだ

「ママが買ってきたんだけど
スポーツブラなの これって」
「スポーツブラ?」
「だからママが着けてるような
こういうヒモがあるブラじゃないってこと」

母親のブラジャーは雨の日なんかに
リビングに干してあったりするので
見たことあるが普通のブラジャーだ

「あぁ だからなんだ 違うのか」
「違うよ 色も白だしかわいくないもん」
「じゃあ 別の買ってもらえばいいじゃん」
「ママは高校に入ってからでいいって
胸はこれから大きくなるから無駄になるって」
「あっ あぁ」
「お兄ちゃんもそう思う?」
「えっ じゃあお年玉使って自分で買えばいいだろ」
「高いんだもん 欲しいのは・・・
あっ お兄ちゃんカンパしてくれる」
「何だって」
「タダなんて言わないよ」
「はぁ?」
「特別にそのブラした時に見せてあげる」

どこでこんなことを覚えたのか
将来が心配になる

「見たいでしょ」
「別に」
「ウソ~ 男子は女の人のハダカとか水着姿とか
見て興奮するって」
「誰に聞いたんだよ」
「友達に いろいろ詳しいから」
「はぁ・・・」
「ねぇ いいでしょ 私知ってるのよ
お兄ちゃんがあんまりお年玉使ってないこと」
「おまえなぁ」
「おまえってひどい ユイって名前があるのに」
「話を変えるなよ」
「お兄ちゃん これからおまえって呼んだら
1000円だからね」
「何言ってるんだよ・・」
「今言いかけたのに 惜しい!」
「はいはい そんなルール勝手に決めるなよ」
「おまえとか呼ばれてると不良になっちゃうよ」
「それは何だよ」
「お兄ちゃんが不良だと妹も不良になるってこと」
「俺のどこが不良なんだよ」

「ねぇ ダメ?」
「次は甘える作戦か 父さんにしろよ」
「ママがパパからはお金は出てこないって」
「それはかわいそうだな」
「じゃあ母さんに」
「だからママは高校に入ったらって
それにまだ胸小さいからつけなくても
いいんじゃないとか言うのよ」
「それはひどいな」
「まぁ小さいのは本当だけどね」
「そうだな」

「今私のおっぱい見たでしょ」
「おっぱいはないだろ 胸だろ ただの」
「女の子にそんなこと言ったら嫌われるよ」
「そんなのおまえにしか言わないに
決まってるだろ」
「はい 1000円」
「あっ 待てよ そんなの・・・」
「お兄ちゃんのこと信じてるから」

妹は顔を近づけてきた

「わかったよ」
「やった~ でも1000円じゃ買えないなぁ」
「カンパしてやるよ 今回だけだぞ
でもいくらくらいするものなんだ」
「う~ん 3000円はするみたいだけど
かわいいのは」
「友達もつけてるのか もう」
「うん 小5からつけてる子もいるし」
「そうなのか」
「その子のおっぱいこんなだよ」

いやらしく胸の大きさを伝えてくる

「おまえは~」
「いいよ おまえって言っても」
「はぁ・・・」

「雨やまないね」
「そうだな」

ブラの話をしてからずっと妹の胸ばかりに
目がいってしまう
ただ気づかれないようにしなければいけない

「あそこの駄菓子やさん最近行ってないね」
「閉まってることも多いしな」
「おばあちゃんもう年だもんね」
「ハハハッ 思い出した」
「何々」
「おまえいつも何買ってたか覚えてるか」
「えっ いろいろ買ってたでしょ」
「大きくなってからはそうだけど」
「あぁ 好きだったお菓子か
え~何だっけ コインチョコとか あの5円の」
「それもよく買ってたな 確かお年玉で・・」
「そう 1000円で200個買って
ポケットに入りきらないほど入れて
お金持ち気分を味わってたこと覚えてる」
「それ以外思い出さないか」
「う~ん そうだなぁ」
「保育園行ってる頃だけど」
「あの溶けるせんべいとか」
「それも食べてたけどおまえの好きだったのは
10円ヨーグルトだよ」
「あぁ あったね」
「母さんが買わないと店の前で寝転んで
それも毎回だから友達におまえの妹また店の前で
だだこねてたぞって」
「ウフフッ はっきり覚えてないけど
そんなことしてたかも」
「そんなおまえがブラの話とかするなんて」
「だってもう大人だもん」

「雨小降りになってきたな」
「そうだね」
「帰ろっか」
「うん」

30分くらい公園にいただろうか
家に戻ると9時を過ぎていた
ただまだ母親は帰っていなかった

「ママまだ帰ってないんだね
ちょっとメッセージ送ってみよ」

「あぁあ もうオフロ入ったのに」
「いいじゃん 2回入っても
でも 私が先に入る」
「待てよ 俺はすぐだから」
「だって私風邪引いちゃうよ」
「そんな寒くないだろ」
「えー」
「すぐだって 本当に」

妹はオフロの時間が長い
それこそ待っていられないのだ
言った通り僕は5分もかからずに出た

「早いね」
「だろ」

そう言いつつ妹の姿を見て驚いた
下着姿で肩にバスタオルをかけているのだ

「おまえ・・・」
「何? 早くそこどいて」

僕と入れ替わると同時にブラを取り
パンツも脱いでオフロ場に入っていった

明らかに僕が見ていることに
気づいてたはずだ
後姿とはいえ妹のハダカを久々に見た僕は
少しの間立ち尽くしていた

ガチャンッ

玄関が開く音がして僕は急いで部屋に戻った

「ふぅ 疲れた シンヤ~ ユイ~
あれどうしたのかしら」

母親はオフロ場の方に行ったようだ
そのあと僕の部屋に来るかと思ったが
来る気配がない

まぁいいやと思いながらゲームをはじめると
いつもは勝手に開ける戸を叩く音がした

「何? 開いてるよ」
「開けて 開けて」

あれっもうオフロからあがってきたのか
妹の声に間違いない
それこそノックなんてするはずもないのに
何なんだろう

「だから・・・」

「お兄ちゃん お誕生日おめでとう!!!」
「シンヤおめでとう!」
「はい フ~ってして 早く」
「あっ あぁ」

思いがけないサプライズだった
母親には誕生日の月おこづかいを
増やしてもらってたりするので
パーティはないものだと思ってたのだ

「これ私とパパから」
「私はこれ」

あっ さっき妹が買ってたのは
僕へのプレゼントだったのだ

「早くお兄ちゃん 開けて 開けて」
「わかった」

両親からは図書券5000円分をもらった

「おこづかい多くもらってるのに・・・」
「いいの いいの」
「私のも開けて」
「ユイは何を買ったの お金もないし
どうせたいしたものじゃないんでしょ」
「ううん 今年は奮発したの」
「どうして」
「いいから いいから」

妹の方の包みを開けるとトランクスが入っていた

「おっ」
「ユイ それ自分で買いに行ったの」
「うん さっき ねっお兄ちゃん」
「あっ あぁ」
「どう その柄 かわいいでしょ」
「あぁ」
「何 気に入らないの」
「いやっ うれしいよ」

「じゃケーキは明日でいっか もう遅いし」
「うん 太っちゃうもん」
「冷蔵庫に入れておかなくちゃ」

母親は台所の方に行った

「ねぇ お兄ちゃん 感動した」
「あぁ」
「さっきのもプレゼントだよ」
「えっ」
「ちゃんと見た?」

僕の目の前でハダカになったことだ

「おしりだけな」
「もうエッチ!!」
「見せておいて何言ってるんだよ」

「ブラ2枚買ってもいい?」
「最初からそのつもりだったんだろ」
「ばれちゃった ウフフッ」

そんなかわいい妹と僕の関係は
これからどうなっていくのやら・・・・

-おわり-



短編集「僕と妹」シリーズ絶賛発売中ですので
是非ともよろしくおねがいします

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