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義妹の笑顔に包まれて(5) 「まだ私目当てっているかしらね」

「あっ 母さん 起きてたんだ」
「今 北村くんを送り出したところよ」

母はカンジさんのことを北村くんと呼んでいる
ちなみに母はユウコちゃんと呼ばれている
俺は母からおじさんじゃなくカンジさんと
呼ぶように言われたのだ

「スズちゃんにずいぶん気に入られてるようね」
「ちょっと気まずいよ」
「いいじゃない 無視されるよりも」
「まぁ そうだけど」

「あっ ユウサク」
「何?」
「まだ就職とか考えてないんでしょ」
「う、うん」
「播磨屋で一緒に働かない? 田上さんが
体調が思わしくなくて人を探してるところなのよ」
「田上さん そんなに悪いんだ」
「もう70近いしね」

田上さんは先代の大将の時から
店で働いてる人で俺も顔なじみだ

「コンビニのバイトより時給高くしてもらうし」
「いいけど コンビニの方に連絡入れないと」
「本当に?」
「うん 別にコンビニバイトに思い入れないし
播磨屋だったらみんな知ってる人だから
あとバンド活動はじまっても休むのに気を使わないし」
「ハハハッ なんだ うちで働きたかったのね」

播磨屋は大将夫妻と母と田上さんの4人で
切り盛りしている中規模の大衆居酒屋だ

俺と母が寝泊りしていた2階は
座敷として大人数の宴会の時だけ使われる
年末はよくファミレスやマック待機させられていた

「田上さんの代わりだと調理だよね」
「そうね 徐々に覚えておけばいいんじゃない
難しい料理は大将が作るだろうし
それにファミレスのバイトも1年くらいしてたじゃない」
「大将は優しい人だから心配はしてないけどさ」
「まぁ 無理そうだったら私が代わってあげるわよ
ホールスタッフは誰でも出来るから」
「いやいやっ 母さんは名物でしょ 播磨屋の」
「まだ私目当てっているかしらね」
「いるって」

女将さんは地味だが母は社交的でスタイルも悪くない

俺は友達にそんな母を自慢していたのだ







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