「小百合荘の銭湯姉妹」の電子書籍の販売を開始しました
親の離婚によってフロなしアパート『小百合荘』で
暮らすことになった姉妹が銭湯に行くようになって
巻き起こる出来事などを描いたポップなロリータ小説です

※表紙画像をクリックすると
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こちらの電子書籍は専用のkindleタブレットだけではなく
スマートフォン・タブレット(Android/iPhone/iPad)・パソコンでも
kindleアプリを無料でダウンロードしていただくだけで読むことができます
-本文抜粋-
今住んでる小百合荘はオフロがついていない
親が離婚する前に住んでたマンションには
オフロがあったので銭湯は引越してきてからだ
「毎日オフロに入りたいんだけど・・・」
「ごめんね アヤ お金節約しないといけないから
2日に1回でガマンして」
「いつまでなの?」
「ここに住んでる間はずっとだと思うわ
毎日銭湯に入れるくらいのお金が出来たら
引越すつもりだから」
「そっか・・・」
妹はそこまでオフロ好きじゃなかったので
最初は何も言ってなかった
ただ最近は言うようになった
それはオフロというより銭湯が好きだからだ
「ねぇ ママ もっと銭湯に行きたいよ」
「あんたたちは成長期だから銭湯なんかより
食べるものにお金使わないといけないからね」
「自分のおこづかいで行こっかな」
「別にいいけど もったいないわよ」
「お姉ちゃんも一緒に行くでしょ」
「えっ おこづかい使うのは・・・」
月に1000円しかもらっていないので
銭湯に使うのはさすがにもったいない気がした
-以上-